夏といえば盆。
夏になると、日本全国どの地域でも夏祭りが開催されて町中が賑わいます。
「盆と正月がいっぺんにきた」
という表現があるほど、一年で最も賑わしい時期ですよね。
その夏祭りで踊られている「盆踊り」
ひょっとして、何気なく盆踊りに参加していませんか?
僕がそう考えていた一人なのですが、なぜお盆には盆踊りを踊るのでしょう?
なんとなく盆踊りに参加しているけども、そもそも踊るのはどうしてなのか、、、
そんな疑問を持ったので今回の記事では「盆踊り」の由来について調べてみたことをご紹介します!
お盆の時期 – 盆踊りはいつ踊るもの⁈
お盆という概念は「仏教」から来ていて、
- 本来のお盆は、7月15日
- 地域によっては、8月15日
を「お盆」と呼びます。
最近では、夏休みでの帰省ラッシュや全国で開催される夏祭りの時期から考えると「8月15日お盆説」が有力なのかもしれません。
そして、この「お盆」を中心に、
13〜16日の間は
「死者の霊」がこの世に戻ってきて
家族の元にとどまるもの
と言われています。
お盆の正式名称
「お盆」「盆」とは、
正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。
この「盂蘭盆会」は、
道教の祭礼であり
農産物の収穫を祝う祭り
が、その起源とされています。
盆踊りの由来
このお盆の時に踊るのが「盆踊り」ですが、
僕は単に「昔ながらの風習」だと思っていたました。
なので「なぜ踊るのか」なんて考えたこともありませんでした。
盆踊りといえば、
浴衣姿で男女が集まりゴニョゴニョゴニョ。
ちょっと歯切れが悪くなりましたが、、
盆踊りの由来を調べて見ると意外なことがわかりました。
なんと!
この盆踊りは、
仏教の釈迦の弟子たちによる
「喜びの踊り」
がそのルーツと言われているのです。
盆踊りは親孝行の表現⁈
その「喜びの踊り」には、
ある「親孝行の神話」が残されています。
では、その神話を簡単にご紹介します。
盆踊りのルーツ「親孝行の神話」び感動秘話
釈迦の弟子の一人であった目蓮。
木蓮は厳しい修行を積んだ結果、
死後の世界を見られるようになったそうです。
しかし、そのような特殊な能力を手に入れた目連は死んだ母親が、
「餓鬼地獄で苦しむ姿」
を見てしまったのだそう。
そこで目蓮は、
「母を苦しみから救うための修行」
を行います。
月日が流れ、その修行も最終日を迎えます。
その日が
「7月15日」
です。
この7月15日に、目蓮は他の弟子たちを集めました。
そして、盆に積んだ
「供物でおもてなし」
をしました。
その結果、目連の母は
「極楽に昇ることができた」
そうな。
目連と弟子たちは、
それを知って大喜びしたそうです。
そして、その喜びのあまりに
「踊り出した。」
これが
「盆踊りの始まり」
と言われています。
以来、お盆の時期には、
あの世から帰ってくる死者の霊を
歓迎し、慰めるために
盆踊りを踊るようになった
ということです。
さて、今年は「見る」「踊る」??
盆踊りの由来についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
さて、夏がやってきて盆踊りを踊る季節が到来します!
あなたは
「踊る阿呆」
になりますか?
それとも
「見る阿呆」
になりますか?
これには、どちらがいいとかいうものはないようです。
どちらにしても「盆踊りには参加している」ことになります。
なので、夏祭りに出向いて行って、
楽しい夏のひと時と良い想い出をたくさん作ってくださいね!