人間は環境からいろんな影響を受け、大人になってからも成長して行きます。
これが幼い子どもであれば、その知育環境はさらに強く影響するように思えます。
その「色」が「こども」に与える影響についての調査結果が実に面白い!
今回の記事では「こどものIQに影響をあたえる色」についての調査結果をもとに考察していきます。
こども部屋の色でIQに差が出る⁈
色は子どもの心理に直結しやすいので、子供の描いた絵や色使いで現在の心理状態などが分かるそうです。
今回の子どもに関する調査とは、子供部屋の壁の色が子どもの知能指数に影響を与えるのかどうかということ。
そして、その調査の結果として子供部屋の壁の色によってIQに差が出ることがわかりました!
この調査は心理学者たちによって約500人の幼児を対象に3年がかりで行われたものです。
子どものIQが高くなる壁の色
では、次の色のうち「子どもの知能」が高くなる壁の色はどれでしょうか?
- 白
- 黒
- 黄色
答えは「黄色」です!
子どものIQが高くなる色使いは明るいものがいい
やはり子供達が綺麗だと思うような「明るい色」がいいようです。これは大人でも同様なことですね。
旅先の泊まるホテルなどの壁の色が明るく綺麗だと、気分的にもいいものです。
ふむふむ。これはわかります。
子どもの知能が高くなる色のイメージ
では、どんな色が子供のIQ向上につながるのかというと
例えば、
- 黄色
- オレンジ
- ライトブルー
- 黄緑色(黄色がっかたグリーン)
などが IQ を高めるという結果が出たようです。
反対に不快を与える色は?
逆に、良い結果につながらなかった色は
- 黒
- 茶
などの濃い色です。
黒い壁や濃い茶色の壁に囲まれて育った子供のIQは、平均14点も低くなるという結果が出ました。
あくまで研究結果なので実際にどうかということではないですが、 子育てをしている方にはとても興味深いデータですね。
思えば僕の部屋は黒のブラインドで仕切られ、反対側は物置でした。
しかも壁には壁紙が貼ってない状態で石膏ボードの色「薄い茶色」でしたね。
不快だったかと言えば特別な不快感はなかったのですが、友達の家に行くと綺麗な部屋が羨ましいと思った記憶はあります。
定番の壁の色「白」に驚きの結果が!
ただ驚くことに壁の色が「白」だった場合には、黒や茶色の壁の色に近い結果を出すようです。
確かに、新し目の病院の壁色も「薄い色」が主流のように感じます。
特に産婦人科病院では、
- 薄いピンク
- 薄い黄色
- 薄いオレンジ
- 薄い黄緑色
などの色が使われていますよね。
こういった調査結果からも、新築やリフォームで選ぶ子供部屋の壁の色だったり、インテリアの配色はしっかりと考えた方が良さそうです。
子供は色をいつから分かるのか?
ところで、子供が色を区別できるようになるのは何歳かというと「生まれて間もなく」が答えです。
赤ん坊が色を識別するようになるのは生後115日目くらいからだと言われています。
生まれたて直後は目が開いていても色の認識はないようですね。
なので、子どもが生まれて家にやってくる頃までに、ベビーベッドの周りを明るい色にしてやるといいかもしれませんね。
子どもに良い影響を与える色をチョイス!
色が子どもに与える影響としては、IQの他にも
- 想像力
- お行儀
といった点でも、明るい色の部屋で育った子供が勝るというので、育児にも美的感覚が必要と言えるようです。
色は気づかないところで生活に深く関わっています!
まずは、いつも来ている洋服の色や目に飛び込んでくる物の色から考え直してみてはいかがでしょうか!