夏にお出かけすると、あちらこちらで目に飛び込んでくるあの旗。
「かき氷」ありますよ!
と僕を呼びかけるあの旗。
そこで考えてみたのですが、「氷」一文字でだけ伝わる「かき氷の旗」って凄くないですか??
「かき氷」といえば、日本の夏の時期のお祭りやイベントでは、綿菓子・たこ焼き・焼そばとともに代表的な縁日物(えんにちもの)の一つですよね。
今回の記事では、その縁日で風にたなびく「氷」一文字の旗について調べて見ました。
かき氷の旗 「氷旗」デザインの由来
かき氷を食べたいと思った時は、人混みの中からヒョッコリと覗く「かき氷ののぼり旗」を探しますよね。
この目印を見つけた時の安堵感というか、達成感というか。。
たかが「旗」なのですが、されど「旗」
夏の定番で誰でも知ってるこの「氷」一文字の旗デザインは、
思い返せば凄いことだと思うのです。
氷旗のデザイン
この「かき氷の旗」は明治の頃にデザインされたようなのですが、当時としては最先端のデザインだったそうです。
そこで、どんなポイントが評価されているのかを調べてみました。
旗の色
ブルーに統一された旗のイメージカラーは、「水」「冷たさ」
波の絵柄
「清々しさ」清涼感を感じられる
「氷」一文字
当時だけではなく、今でもこのデザインは秀逸だと思います!
旗のデザインにある鳥
次に気になったことは「氷旗」のデザインにある鳥についてです。
ちょっと小さめの鳥なので「スズメ」かなとも思ったのですが、調べてみるとこの鳥は「スズメ」ではないようです。
この鳥のデザインは、伝統的な意匠デザイン「波千鳥」で、日本の絵柄に古くからある、波に千鳥を組み合わせたもの。
そして、「波千鳥」の図柄は
- 夫婦円満
- 家内安全
を表すとっても縁起のいい柄ということでした。
かき氷の旗とブルーハワイ
「かき氷」をイメージする「氷」の字をはめ込み、氷の冷たさと波の清涼感を結びつけた、単純な図柄。
そう見えるのですが、そこには考え尽くされたデザイン理論があったのではないかと思わさせられてしまいます。
そして、「かき氷の旗」のイメージカラーの青といえば、ブルーハワイをイメージする人も少なくないと思います。
かき氷の定番 ブルーハワイ
かき氷シロップは様々なバリエーションがありますが、その定番中の定番であり、不動の人気を誇っている「ブルーハワイ」。
色は青
味は??
ブルーハワイって何の味なのかよくわからない⁈のに、ついつい食べてしまう不思議な魅力があります。
綺麗なブルーは、青い海や爽やかな空を連想させてくれるので涼みたい気分の時にぴったりですよね。
爽やかな色のせいか、他の味より涼しさを感じられる気もします。
ブルーハワイの名前の由来
その「ブルーハワイ かき氷」の名前の由来ですが、カクテルからきているようです。
舞台はハワイ。
そして、映画のあちこちにも「ハワイらしさ」を散りばめたエルヴィス・プレスリー主演の「ブルー・ハワイ」という映画をご存知ですか?
実は、映画「ブルーハワイ」をイメージして作られたカクテルがあるそうなんです。
そのカクテルの名前が、「カクテル ブルーハワイ」
ブルーキュラソという青色のリキュール(シロップ)を使用して作られたカクテルで、「かき氷」のブルーハワイと全く同じ色をしています。
「味」よりも「色」のイメージでブルーハワイと名付けられたんですね!
ブルーハワイのネーミングについて、「色がハワイの海っぽいから」と考えたのも、あながち間違ってないのでしょう。
かき氷の旗 まとめ
かき氷の旗についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
「旗のデザイン」と「ブルーハワイ」のイメージが重なったことも、あの不思議なシロップ「ブルーハワイ」が定着した理由なのかもしれませんね。
これからかき氷を食べるなら、あなたはどんな味にしますか?
僕のオススメは、そうですね〜
アレです。アレ。
イチゴに練乳トッピングです!