美しく色鮮やかな「ピンク色のカマキリ」の写真が海外で話題になっています。
写真を見ると、それは見事なピンク色。
とても綺麗な発色で、まるで「ひとひらの花びら」のようです。
しかもこのカマキリ、綺麗な色をしているからなのか、なんとも不思議な気持ちにさせてくれます。
虫が嫌いという方でもこの写真は見れるのでは??
今回の記事では、ピンク色のカマキリの写真と軽くその生態にもスポットを当てて見たいと思います。
ピンク色のカマキリの正体
マレーシアで発見されたこのカマキリ。
「ハナカマキリ」と呼びます。
熱帯のランの花に集まることから「ランハナカマキリ」とも呼ばれているようです。
とても綺麗なピンク色をしていますよね!
こういった特殊な色の昆虫は通常、綺麗な色をしているほどに鳥などの標的になるので、なかなか成虫になるまで育たないのだとか。
ということからも、ここまで大きく成長していながら綺麗なピンク色の発色をしているランカマキリはとても稀なのですね。
蘭の花に囲まれて育つランカマキリ
このように成虫のカマキリに育つには、鳥に見つからないことが必須。
なのですが、成虫になったとしても人間が見つけるのは難しいようです。
特に、蘭の自然生息地であれば、保護色になっているカマキリをこのように手に乗せるなんてことはできないのだとか。
マレーシアの湿った気候で育つ蘭
このような綺麗なピンク色をした蘭の花が咲き乱れる生息地では、このランカマキリを目にすることはほとんどできません。
分かる気がします。
注意深く見ていたとしても気がつかないでしょうね。
しかも、「蘭カマキリ」と「花の蘭」とは共存共栄のような関係なのだそうです!
綺麗な蘭の花には、虫が寄ってきます。
蜂などの受粉に関係する虫もいれば、やはり害虫もいるのです。
ところが、ランカマキリは、蘭を食い荒らそうとする害虫を餌にしているので、ランカマキリが生息する蘭の花は綺麗な姿を保っていられるのです。
ピンク色のカマキリが美しい!花と共に生きる美人薄命の理由 まとめ
いかがでしたでしょうか?
ピンク色のカマキリには驚かれたと思います。
そして、ランカマキリと蘭の花の関係性にも驚きました。
花と共に生きることで長らく生きることができるランカマキリですが、その綺麗な色が鳥に見つかれば標的にされてしまう儚さ。
より綺麗な色のランカマキリほど短命なのでしょうか。
お〜美人薄命。。
ということで、今回の記事では「ピンク色のカマキリ」と「蘭の花」の写真画像、そしてその生態にも軽く触れて見ました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。